2024年も終盤に差し掛かり、今年も残すところあとわずかとなりました。トレジャーフットは、今年も地場産業の企業様が持つ経営課題や業務課題の解決に向けた「プロ人材活用」を数多く推進してきました。
今回は2024年を振り返り、今年のプロ人材活用の傾向や、トレジャーフットが行ったプロ人材活用プロジェクトの数々をご紹介します。
以前までの「プロ人材活用」のトレンド
まずは昨年2023年のトレジャーフットのプロ人材活用を振り返ります。上記のグラフは昨年トレジャーフットが行ったプロ人材活用プロジェクトの支援領域のグラフとなっています。
トレジャーフットが関わるプロ人材活用プロジェクトの多くは、EC販促やWebマーケティングなどといった「デジタルマーケティング」の領域が多くを占めていることが分かります。
プロ人材を活用したデジタルマーケティングプロジェクトの需要は、コロナ禍を影響で始まったDtoCブームの流れを受けて以降、長らくトレジャーフットにおいてプロ人材活用のトレンドでした。
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プロ人材を活用して見えてきたEC事業の挑戦と成長 – 株式会社福井クラフト様
2024年に急増した「HR(採用)」「DX」「新規事業」
しかしながら、2024年はここ数年の「プロ人材活用」のトレンドが大きく変わった年でした。
これまでのプロジェクトで多かった「デジタルマーケティング」ではなく、「HR(人材採用)領域」「新規事業領域」「IT・DX(業務効率化)領域」の3つの領域のプロジェクトが急増しているのです。
これらのプロジェクトが増加した背景は、コロナ禍が収束しDtoCなどのニーズが以前に比べ落ちていることや、人材の流動化が進んだことで人材採用に必要性や業務効率化に対しての重要性が多くの企業の中で高まったことが考えられます。
さらに上記3つの領域に関しては、専門的なスキルやノウハウを必要とするため社内でのプロジェクト推進が難しい領域です。多くの企業にとって「プロ人材活用」が、専門的かつ社内で解決が難しい問題を解決する上で有効な手段として一般的になったと言えるでしょう。
下記ではトレジャーフットが携わった「HR(採用」「DX(業務効率化)」「新規事業」領域でのプロジェクトを紹介します。
◇HR(採用)プロジェクト
■プロジェクト概要
・業種柄、慢性的に採用難が発生。さらに応募者の辞退や、若手の早期離職など人材の定着が困難であった。
・採用ペルソナ策定からスタートし、就業規則や給与規定・評価テーブルなどの各種制度設計の見直しなどの社内改革を実行。さらに母集団形成のためのメディアやSNSなどを活用したデジタル戦略を実施。
・社員定着率の向上や、SNSやホームページ経由から入社確度の高い求職者の獲得を実現
■プロジェクト事例
【プロジェクトレポート】建設業界における人事、採用強化支援 | 青木土木工業株式会社様(埼玉県)
◇DXプロジェクト
■具体的な課題
・社内ツール、工場のシステム含め、基本的にアナログ(紙などで記録)運用しており、商品の在庫ロスが発生したり、営業数字などといった経営に関わるデータの整合性が取れていない状況であった
・データアセスメントを行い、経営計画に沿った経営・営業ダッシュボードの開発を実施。さらにシステム開発から現地での勉強会の実施まで横断して支援
・BIツールを使用した営業・経営ダッシュボードを構築し、実際の数値に基づいた正しい営業・経営数値の「見える化」を実現
■プロジェクト事例
【プロジェクトレポート】アナログからデジタルへ DX・業務効率化を実施し、効果的なデータ活用を実現 | 株式会社通宝様(熊本県)
◇新規事業プロジェクト
■具体的な課題
・社内の意思決定によりDtoCブランドの立ち上げを行うに至ったが、ブランド立ち上げに伴う知見と経験が社内に無い状況であった
・複数のDtoCブランドの立ち上げ経験を持つブランドディレクターがジョイン。ブランドイメージの構築や商品企画、撮影ディレクション、EC立上げなどすべての段階において支援に入り、ブランドのローンチに向けたディレクションを実施
・プロ人材の伴走支援のもと、ブランドのローンチを実現
■プロジェクト事例
【プロジェクトレポート】アクセサリーブランドの新規立ち上げ~ブランドローンチ、運営における内製化~
トレジャーフットで活躍するプロ人材
下記記事ではトレジャーフットで現在活躍しているプロ人材をご紹介しています。
プロ人材:田川潤一さま(DX・IT)
【プロ人材インタビュー】パナソニックでの30年の勤務経験。自身のスキルで業務改善・DXを推進し、中小企業をサポート。| プロ人材 田川潤一さん
プロ人材:近藤大作さま(食品系商品開発・新規事業)
【プロ人材インタビュー】食品業界の0→1を牽引。商品開発・ブランディング・マーケティングのプロ人材 | 株式会社Beehive Japan 近藤大作さん
トレジャーフットでは様々な領域のプロフェッショナルな人材を抱えており、企業が持つ課題に合わせた人材マッチングを行っています。
地場産業にとって「プロ人材活用」が有効な一手となるように
来る2025年も「プロ人材活用」を通じて、多くの企業が抱える事業課題や経営課題に寄り添い、そして解決に導くパートナーとして挑戦を続けてまいります。
またトレジャーフットでは、効果的なプロ人材活用方法や、プロジェクトを推進するためのトレジャーフットが行う取り組みなど、企業様のプロ人材活用に役立つオリジナル記事を掲載しています。プロ人材活用をご検討されている事業者様はぜひ目を通していただけますと幸いです。
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