新しい働き方、パラレルキャリアとは

雇用形態の多様化に伴い「パラレルキャリア」の考え方が注目され始めています。
この記事ではパラレルキャリアとは何か、そのメリットや注意点について解説していきます。

■パラレルキャリアとは

まずは、パラレルキャリアとはどんな考え方なのか紹介します。

◇本業を持ちながら、第二・第三のキャリアを積んでいく

パラレルキャリアとは「本業を持ちながら、第二・第三のキャリア(経歴・経験)を形成すること」です。本業とは別の仕事をすることのほか、ボランティアやNPO活動、自身で新しいコミュニティを立ち上げるなど、キャリア形成を目的に本業以外にさまざまな取り組みを行っていくことを指します。

◇パラレルキャリアと副業

パラレルキャリアを語る際に必ず出てくる単語に「副業」があります。この2つの単語は関係性が深いため、同一の認識をされる場合がありますが、目的から見ていくとその差は明確です。

●副業
収入を得ることが目的。その手段として普段と異なる業務を行うことで、結果としてキャリア形成につながるケースもある。

●パラレルキャリア
キャリア形成が目的。その手段として、業務委託等で報酬が発生し、結果として収入を得るケースもある。パラレルキャリアを積んでいくための手段は必ずしも副業のみではありません。

ご自身がどのようなキャリアを形成したいかをしっかりと考え、広い選択肢から最適な手段を選びましょう。

■パラレルキャリアで得られるメリット・可能性



パラレルキャリアを積んでいくことのメリットには以下のようなものがあります。

◇新たなスキルの獲得・キャリアの形成ができる

パラレルキャリアを積んでいくことで、本業とは別のスキルや経歴・経験が身に付きます。

例えば、現在事務職で働いていたとします。平日の日中は本業の業務を行い、勤務時間後や週末に知人が運営するネットショップのバナー制作の手伝いをすることでデザインのキャリアを積んでいく、というようなイメージです。

今の仕事は好きだから辞めたくない。けど新しいことに挑戦し、キャリアを形成していきたい。そのような方にはパラレルキャリアという選択肢が最適です。

◇起業の準備期間としても

今の仕事を辞めずに、起業にチャレンジできることもメリットです。本業で生活費を稼ぎながら、パラレルキャリアとしてまずは小さく経験を積み、充分な経験を得て利益が出るようになったところで会社勤めを辞めて本格的に事業に打ち込むことも可能です。

■パラレルキャリアを始める際に注意しておきたいこと

それではパラレルキャリアを始めるにあたり、どんなことを注意するべきでしょうか。

◇勤務先の規則違反にあたらないか確認

社員に本業以外の活動を認める企業は増加してきています。しかしまだ活動を禁止・制限している会社もあります。お勤めの会社の就業規定に違反しないかどうか、可能な場合も申請が必要かどうかなどは事前にしっかりと確認しましょう。

◇スケジュール管理と健康管理をしっかり

パラレルキャリア活動は、本業の業務終了後の時間や休日が主になるでしょう。このときスケジューリングが上手くいかないと、心身の調子を崩してしまいます。睡眠不足や体調不良に陥らないよう自己管理をしっかりと行うことも、長期的なキャリア形成には重要です。

◇報酬が発生する場合は確定申告が必要

パラレルキャリア活動で得た所得が年間20万円を超える場合には確定申告が必要です。収益が発生する場合には申告漏れの無いよう注意しましょう。

詳しくは別の記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。

■まとめ
充実感が増えたり、将来の選択肢が拡がったりと、人生の豊かさを増やすことにもつながる考え方、パラレルキャリア。注意点もしっかりと理解し、無理のない範囲でぜひチャレンジしてみてください。

 

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