高松を第2の「ふるさと」へ!高松市オンラインコミュニティプロジェクトを開始!【プロジェクトレポート】

高松市オンラインコミュニティプロジェクト「たかまる、たかまつ、始まる。」

香川県高松市と株式会社トレジャーフットは、高松市を起点に関心や関わりを持ち、人と人とが繋がる、そんな関係人口を増やすために、ビジネスツール「Slack」を活用したオンラインコミュニティを立ち上げました。

共通の趣味や話題でつながるも良し、おすすめの人やスポットを紹介し合うのも良し、高松が好きなメンバーが集まり、地元の商店街や同窓会のような、そんな「ただいま」と言えるようなコミュニティをつくりたいという高松市の想いから、設立されました。自分なりの関わり方できっと高松が好きになる、もう1つのふるさととしてオンラインコミュニティが拡大していくように現在、運営をしております。

プロジェクト遂行までの道のりと協力

140人越えのコミュニティメンバー募集

プロジェクトのスタートと同時にコミュニティメンバーの募集が始まりました。
募集にあたっては、移住スカウトサービスSMOUTなどのオウンドメディアへの掲載、そして、高松市の協力や香川県の移住支援を行っている団体や高松市の企業様への呼びかけなど多方面から情報提供をしていきました。

初めは0人から始まったコミュニティですが、現時点では約140名の方々にご参加いただいています。参加者全員にとって、求めている情報を共有し合える、共感し合える、そんなコミュニティとなっております。

140人以上の方々に参加いただくことを実現できた背景には、これまで「オンラインで高松のことを語り合う」というコンテンツが存在していなかったということも影響していました。潜在的に高松市への熱い想いを持っている方々が多くいたことがコミュニティメンバー募集の成功へと繋がりました。

また、そんな強い想いを持っている方々へ、オンラインコミュニティの存在意義や目指しているゴールなどを正確に伝えることができた点も、今回のコミュニティ参加者が増えていっている理由の1つでしょう。

コミュニティの構築における直面した課題と克服

高松市とのプロジェクトの進行中に直面した課題は、オンラインコミュニティの構築とイベントへの集客の2点の課題です。

オンラインコミュニティは、お声がけをした複数の関係者様との連携を行うことで、徐々に構築をすることができました。
具体的には、高松市や香川県の移住定住に関わる関係者様や行政の方々との連携を強化することで、集客力を向上させ、オンラインコミュニティの拡大につなげることができました。
イベントへの集客に関しては、トレジャーフットで広告を作成し、発信を行っていくと同時に、集客企業様や団体様からのサポートが大きな2つの軸となりました。
関係者様のネットワークとリソースを活用することで、イベントの魅力をさらに高め、コミュニティのみに限らず、コミュニティにまだ参加をされていない方々を惹きつけることができています。またイベント参加者からの感想や写真などを通して、次回以降の集客効果も見込めるようになりました。

これらの施策を通じて、開催イベントへの興味を持ってくれる人々が徐々に増えていき、コミュニティの活性化へ繋がっていきました。

活用の幅が広がるオンラインコミュニティの場づくり

オンラインコミュニティの参加者が増えてから、コミュニティ内での場づくりと活性化のために様々な施策を行なっていきました。初めは運営が定期的に情報を共有することが多かったですが、現在ではそれぞれの参加者同士での交流が活発化しています。

オンラインコミュニティに参加いただいた方々は、様々な想いを持って参加をしていただいているため、参加者からの発信や意見交換などを通して、徐々にコミュニティ形成が進んでいきました。

活動の中心となっているSlackチャンネルも、「みんなのおすすめ」という1つのチャンネルから派生し、「うどん編」「観光編」「アート工芸編」、さらには「ココでしか聞けない地元情報」など、多くのカテゴリーチャンネルに拡大していきました。また、高松市担当者からの発信や高松市の課題解決に向けたアイデアを出し合うこともできるなど、活用の幅もどんどん広がっています。

関係人口の創出、オンラインコミュニティの活性化

Slackコミュニティの活性化、コアメンバーの設立

今後のコミュニティ活動を活性化させる為に、コミュニティ参加者の中でも、高松を盛り上げていきたいという特に高い熱量を持つメンバーを「コアメンバー」として募りました。コアメンバーは、定期的なミーティングを通じて、オンラインコミュニティの拡大、認知をさせていくためのディスカッションやコミュニティの方向性に関する具体的な取り組み、今後のイベントの意見出しなどコミュニティの核として、活動いただいています。

「妄想仕事図鑑」~高松市の未来を語る~

「妄想仕事図鑑」は、新しい働き方を創造し、地場産業の発展に貢献することを目的としており、高松市でもこのイベントを通じて、参加者が高松の未来について積極的に考える機会となりました。

様々な立場から高松市に関連する5名の登壇者が高松市の現状と将来像について語り、参加者はディスカッションを通じて高松市の更なる魅力づくりについて意見交換をしました。

「妄想仕事図鑑」~高松市の未来を語る~

イベントでは、高松市の魅力や直面している課題を共有し、参加者の「妄想」から新しいアイデアや解決策を出し合うことを目的としており、地域のさまざまな課題解決に向けた具体的なアイデアや解決策が議論されました。

庵治町のオンラインイベント

2024年2月13日にオンラインで開催された高松コミュニティイベントでは、庵治町の豊かな歴史、現在の挑戦、および将来の展望に焦点を当てました。庵治町は、自然海岸が多く残る瀬戸内海沿岸の美しい地域で、石材業と漁業で知られていますが、人口減少と高齢化の課題に直面しています。

このイベントでは、庵治町の伝統行事の担い手不足、イベント集客力の低下、石材業の衰退など抱える問題に対し、オンラインコミュニティの参加者と共に解決策を模索しました。

庵治(あじ)町の未来を紡ぐ。高松コミュニティイベントを実施【イベントレポート】

参加者からはオンラインコミュニティを活用した地域活性化やSNSを使った魅力的な庵治町の情報発信、石材の端材を生活雑貨に加工することで若者に興味を持ってもらう、など様々なアイデアが出てきました。

参加者同士のリアルイベント

初めは、高松市とトレジャーフットが一緒に開催するイベントに来ていただくという流れが一般的でしたが、次第に高松に帰省をされた方々が主催で高松市内で意見交換会を実施することもあり、参加者同士での想いを共有し合う機会も増えてきています。

オンライン上でつくる新しい「ふるさと」との関わり

このプロジェクトは、Slackを活用したオンラインコミュニティを通じて、地元高松の魅力を共有し、関心を持つ「関係人口」を増やすことを目的として設立されました。
コミュニティの設立からこれまでの活動を通して、高松市の伝統、文化、観光スポットなど、共通の趣味や関心を持つ人々が情報を交換し、新たなコミュニティを形成することができました。

現在も定期的なイベント開催や行政ご担当者様、地元企業様、団体様との協力により、コミュニティは順調に拡大しています。コミュニティの存在が、参加者同士のリアルな交流の機会も生み出し、高松市内での意見交換会など、コミュニティの活動をさらに豊かにしています。
このコミュニティの大きな目標である「オンライン上での新しいふるさとを見出し、高松市のさらなる活性化」に向けて、今後もコミュニティの活性化を行なっていきます。

以下URLより高松市オンラインコミュニティへの申し込みを頂くことができます。
高松市への想いがある方、一緒にコミュニティを盛り上げていきたい方いらっしゃいましたら、ぜひご参加いただけると幸いです。

コミュニティの参加はこちらから↓
https://www.takamatsu-iju.jp/community/

ご協力いただいた行政、企業、団体様(敬称略)

・香川移住ポータルサイト かがわ住まいネット
・NPO法人 ふるさと回帰支援センター
・香川県 就職・移住支援センター
・サッカーJ3クラブ 株式会社カマタマーレ讃岐
・ゲストハウス若葉屋
・讃岐おもちゃ美術館 (認定NPO法人わははネット)
・高松市 牟礼総合センター
・Setouchi-i-Base(かがわ県民情報サービス株式会社)
・高松市 市民政策局

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