ITの普及によりインターネット環境があればどこでも仕事ができるようになり、従来の画一的な労働スタイルとは違う選択をする人が増えてきています。
今回は「旅するように働く」ことのメリットや実現方法を解説します。旅と仕事の垣根がない暮らしに興味のある人は必見です。
■「旅するように働く」とは?
一つの拠点にとらわれず、好きな場所に移動しながら働くスタイルです。Work(仕事)とVacation(休暇)を合わせた「ワーケーション」や、複数住居を行き来する「多拠点居住」と同じ意味で使われることもあります。
近年、働き方改革や新型コロナウィルスまん延により、多くの企業がリモートワーク体制を整えるようになりました。また日本・海外の住居やホテルが定額で使えるサブスクリプションサービスが複数提供されるようになり、人気となっています。
旅行と仕事を両立した、新しい働き方ができる環境が整ってきているのです。
■「旅するように働く」ことで得られるもの
オフィス出勤と比べて革新的な「旅するように働く」スタイルですが、働く人にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?
◇仕事・遊びの垣根がなくなる
移動時間に縛られずに好きな場所で働けるため、仕事と遊びの境界が良い意味で曖昧になります。例えばランチタイムに周辺を散策したり、オフタイムにはその土地ならではのアクティビティを楽しんだりすることもできます。宿泊するゲストハウスなどで新しい出会いもあるかもしれません。
働く場所に縛られないため、仕事が遊びのような感覚になり、生活の質や満足感を上げることができるでしょう。
◇「旅するように働く」はオンラインでも実現する
好きなときに好きな場所に移動しにくい状況が続いていますが、そんな中でもインターネットを活用すれば、旅するように働くことは可能です。離れた地域のプロジェクトにリモートで携わることで、これまでと違う経験ができるからです。
例えば、都心部に住みながら副業で地方企業と関われば、自分が当たり前としていることとのギャップに気付き、新しい発想が生まれやすくなります。仕事でつながりのできた地域に好感を持ったら、現地を実際に訪れてもよいでしょう。
まずは普段の行動範囲から少しでもはみ出してみることが、旅するように働く第一歩となるはずです。
■まとめ
物や情報があふれる現在、お金では測れないさまざまな価値観が生まれています。「旅するように働く」スタイルを実現することは、あなたの行動次第でいつでも可能です。
「仕事は同じところでするもの」という常識を疑って一歩踏み出せば、きっと人生の彩りが増すのではないでしょうか。