メリット・デメリットで考えるフリーランスか転職かの選択

新型コロナウイルスの影響によりキャリアを再考する方が増えてきました。コロナ前と比べてフリーランスとして生計を立てる人が倍増したとの調査(※1)もあります。
ただ、気を付けたい事は、「フリーランスとはあくまで手段である」ことです。現状の環境に不満がある・もっと上を目指していきたい場合は、正社員として転職することも手段として挙げられます。今回は、フリーランス・転職どちらにすべきか悩んでいる方向けに、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。

※引用
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210924/k10013273971000.html


■正社員からフリーランスになるメリット・デメリット

働き方の選択肢として認知が広がっているフリーランスですが、正社員と報酬や社会保険の体系が大きく異なります。メリットだけではなくデメリットも正しく把握し、適切な判断や準備を行えるようにしましょう。


◇正社員からフリーランスになるメリット

働く環境が自由に選べるのが、フリーランスとして独立する大きなメリットです。

「自由な時間を増やしたい」「旅先でも仕事をしたい」など、働く場所を自由に設定できます。また、仕事内容や仕事仲間・クライアントもあなたが選ぶことができます。

とにかく収入を増やすために経済的な条件の良い仕事をしたい方もいれば、たとえ収入が高くなくても好きな仕事を好きな人としたい方もいるでしょう。正社員の場合は会社からの依頼が自分の意向に沿わない場合もあると思いますが、フリーランスの場合は自分の意向に沿って行動することができます。


◇正社員からフリーランスになるデメリット

フリーランスは正社員と違い、固定給は基本的にはありません。
収入を増やすためには個人で営業しなければならないため、仕事を請けるには営業力・交渉力を磨くことが必要になってきます。契約面も業務委託契約が基本になるため、状況次第では案件がなくなってしまう可能性も付きまといます。
継続的な営業活動が必要になることを押さえておきましょう。

また、年金や健康保険などの社会保障の恩恵が正社員と比べて少なくなることもデメリットとしてあげられます。

詳しくはこちらの記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。




■正社員から転職するメリット・デメリット

冒頭にも記載しましたが、正社員として環境を変えることも手段の1つです。ここではフリーランスと比較する部分を中心に、転職することのメリット・デメリットについてもしっかりと把握しておきましょう。

◇正社員が転職するメリット

正社員は月給やボーナスにより給与が保障されおり、社会保障も充実しています。
例えば年金制度でいうと、フリーランスは国民年金のみですが、正社員はそれに厚生年金が上乗せされています。
年金保険料も所属企業と折半して納めているため、将来受け取れる年金額は同じ保険料を支払ったフリーランスよりも大きくなります。

有給休暇や休職時の保障制度があり手厚い保証が受けられるのも、正社員ならではのメリットでしょう。

◇正社員が転職するデメリット

正社員はほとんどの場合、勤務時間・勤務日数が決められており、多くの時間を会社に拘束されます。働く時間や場所が選べず、ときには転勤・残業にも対応しなければなりません。
企業によっては、希望にそぐわない部署配置変更などもある場合があります。自身のキャリアプランが明確な場合、遠回りになってしまう可能性もあります。

また、良くも悪くも人間関係が付きまといます。正社員として転職した場合、基本的にはその企業の文化に合わせる必要も少なからずあるでしょう。

上記のような、自由な働き方が選べないことをストレスに感じる人にとってはデメリットになるでしょう。


■フリーランス・転職の比較ポイント:自分のスキル・市場価値を把握する

まずは自分の持つスキルや市場価値を把握することが大切です。

まだまだ経験を積んでいかなければいけない場合であれば、いきなりフリーランスではなくまずは正社員として転職し、スキルを磨くことを優先したほうが将来的にも望ましいでしょう。
一方で、十分な経験を積んでいる場合は、フリーランスを視野に入れてもいいでしょう。
自分がスキルを持っていても、企業側にそれが正しく評価されるとは限りません。給与面だけでなく、「新しいことに挑戦したいが、会社からはこれまでのスキルを活かしてほしいと言われている」というようなキャリア形成のミスマッチもあるかと思います。

先述したように、会社は給与以外にも裏側で支出を抱えているため、このようなミスマッチが起きることは仕方ないのかもしれません。どうしても受け入れられない場合は、フリーランスとして活動し、案件を選べる状態を作ることで解消するでしょう。


■まずは副業からという選択肢も

ここまでお読みいただいた方の多くは、まだどちらの選択肢にするかお悩み中ではないでしょうか。
もちろん今後の人生に影響を与える重要な選択ですので、様々な媒体を活用して情報収集することをお勧めします。一方で、調べても解決しない・踏ん切りがつかないといったケースもあるかと思います。
そのような場合は、副業という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。
会社員として在籍しながら副業としてこれまでとは違う活動を行うことで、自分の市場価値を確認したり、スキル・実績をすることができます。


■まとめ

働き方の選択肢が増える中この先どのような道を進むべきかお悩みになることも増えているかと思います。
お悩みの解消には様々な情報収集が重要になってきます。
本サイトでは副業・フリーランスに関する情報発信を行っておりますので、ぜひ合わせてお読みください。

また、副業案件を探されている方は、ぜひ副業マッチングサービス「Treasurefoot」への登録をご検討ください。エージェントがご経験やスキルをお伺いし、マッチする案件をご紹介いたします。

 

関連記事