地方で自分を生かす「ふるさと副業」とは

思い入れのある地域の企業に、移住・転職せずに携わる「ふるさと副業」をご存じでしょうか。
今回はふるさと副業やそのメリット・注意点を解説します。
「何かしらの形で好きな地域に貢献したい」と考えている方は参考にしてみてください。


■ふるさと副業とは?今注目される理由

「ふるさと副業」とは、都市部に住んでいる方が、地方企業に副業として携わる働き方です。
なお、ここでいう「ふるさと」は、必ずしも“出身地”とは限りません。例えば“以前住んでいた地域”・”旅行したことのある地域” ・”あこがれている地域”など、その定義はそれぞれです。「第二のふるさと」「心のふるさと」等で使われる「ふるさと」と似ていそうですね。

大企業でも副業解禁が進んだりコロナ禍でテレワークが普及したりと、“柔軟性のある働き方”への興味関心が高まり、中でも地域活性化つながる手段として「ふるさと副業」への注目が高まっています。


■ふるさと副業のメリット

 

ここからは、ふるさと副業のメリットを3つご紹介します。

◇メリット1.思い入れのある地域に貢献できる

労働人口が減少している地方企業に副業として労働力を提供することで、思い入れのある地域へ貢献することができます。「ふるさとに貢献したい」と考えても、Uターンや移住へのハードルは高いと感じてしまう方は多いと思います。都市部に住みながら地域へ貢献できるため、比較的取り組みやすいこともふるさと副業の特徴です。

◇メリット2.自分の収入源にもつながる

提供した労働に対しての対価を得られることもふるさと副業のメリットです。地域企業は、経験を持つ即戦力を確保してより事業を大きくすることができ、副業者は、対価を得ることで収入を増やし理想の生活に近づくことができます。お互いがメリットを感じることで、長期的に携わりやすいこともふるさと副業の特徴です。

◇メリット3.本業と異なる経験やスキルが得られる

ふるさと副業では、本業では得られない経験・スキルも得られます。都心部企業と地域企業では課題となる点や仕事の進め方が異なる傾向があります。普段の仕事では得られない経験を積んでそれを本業に活用し、さらにその経験を活用してふるさと副業に取り組むといった、良いスパイラルを作っていくことは自身の成長にもつながります。

ふるさと副業の注意点

一方で、ふるさと副業をする際には注意しておきたい点もあります。

◇物理的な距離がある

都市部と地域企業では物理的な距離があります。近年はリモート会議なども普及しているため、オンライン上で活動を行う形で距離を補うことができますが、地域企業側がそのようなWebツールに慣れているかは事前に確認しておきましょう。また、現地訪問が必要な場合は、交通費がどちら側の負担になるかを事前にしっかりと決めておきましょう。

◇仕事の進め方

ふるさと副業は、地域企業にとっても新しい挑戦である可能性が高いです。不安に感じた点は正直に相談し、お互いの理解を深めていくことが成功の鍵になります。

例えばコミュニケーションでいうと、メールやチャット等で進めていて、最初は問題ないと感じていたが徐々にずれを感じる等、違和感を覚えることがあると思います。その際には電話で連絡して確認し、原因を確認するなどの工夫をしてみましょう。


■まとめ

自分のスキルや知識を思い入れのある地域に活用し、報酬も得られるふるさと副業。地方の人材不足が課題となる中、ふるさと副業に乗り出す企業は増加すると考えられます。

「Treasurefoot」のマッチングサービスでは、副業案件を探している方からスキルや意向をお伺いし、マッチする地域企業をご紹介しております。

ふるさと副業案件を探している方は、ぜひご連絡ください。

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