地方副業マッチングサイトとは?活用方法とおすすめサービス8選

都市部に住みながら地方企業の業務に副業で携わる「地方副業」。地方の人材不足を解決する打開策として期待され、活用する地方企業も増加しています。
本記事では、地方副業のメリットと地方副業マッチングサービスについて解説します。

■地方副業のメリットと始め方

◇メリット

離れた地域の仕事にリモートで携われるのが、地方副業のメリットの一つです。都心に住む人が地方の仕事をするには、以前は移住・転職をしなければなりませんでした。リモートワークなら住居を移さなくて済むため、ハードルが低くて済みます。
そして、自分のスキルを活用して地元や思い入れのある地域を支援できるメリットもあります。地方の課題解決を通じて、地域貢献やパラレルキャリアが実現できるのも魅力です。
地方副業には、単純に副収入を得る以上の意味があると言えるでしょう。


◇案件の探し方

地方の求人を探すには知人の紹介・直接営業などの手段がありますが、おすすめは地方副業マッチングサービスの活用です。
副業したい人と企業を結ぶためのサービスで、多くの選択肢から自分の条件に合った案件が探せるため、希望に合った仕事が見つかりやすいでしょう。


■地方副業マッチングサービスの種類

地方副業マッチングサービスは、大きく二つの種類に分けられます。

◇プラットフォーム型

マッチングサービスのサイト上に掲載されている案件に、自分で応募するタイプのサービスです。
応募すればするほど企業との直接接点が増やせるメリットがあります。
はじめは応募してもなかなか成約に至らないかもしれませんが、多くの企業に直接触れて地域の課題や悩みを肌で感じることで、営業力は向上するでしょう。
応募内容を丁寧に記載することはもちろんですが、数を打つことも重要になります。

一般的には、以下のような流れで進むケースが多いです。

1、案件へエントリー
2、企業との顔合わせ(一次面談)
3、企業への提案(二次面談)
4、条件交渉など
5、成約

就職・転職活動と似ていますね。面談は1回のケースもありますが、2回実施するケースが比較的多い印象です。


◇エージェント型

エージェントとの面談をもとに、マッチする案件が紹介されるタイプのマッチングサービスです。
最大のメリットは、自分で企業へ営業する必要がなくなることです。
エージェントからの連絡待つ期間をもどかしく感じる方もいると思いますが、その時間は本来自分で行う営業活動の時間とも言えます。
カットできた時間は、業務やスキル磨きに利用する等、有効活用しましょう。

一般的には、以下のような流れで進むケースが多いです。

【初回のみ】
1、サービス登録
2、職務経歴書送付
3、エージェントとの面談

【都度】
1、(エージェントにて)企業への提案
2、エージェントから案件連絡
3、企業との顔合わせ(面談)
4、(エージェントにて)条件交渉等
5、成約

プラットフォーム型と比べると、最初のステップが増える代わりに都度行うステップが減るようなイメージですね。


■マッチングサービス活用のコツ

ここからは、マッチングサービスを上手に活用するためのコツをご紹介します。

自分に合ったタイプを選ぶ
上記の特徴を踏まえ、自分の性格に合ったサービスを活用すれば、ストレスなく案件が探せます。
自ら積極的に案件を取りに行きたい人には、プラットフォーム型が向いています。
一方、営業活動は任せてプロジェクトに集中したいなら、エージェント型がおすすめです。

どちらが自分に合うか分からない場合は、両方のタイプを試してみるとよいでしょう。


◇どちらのタイプも自己アピールが重要
どちらのタイプを利用するにしても、希望の案件を得るにはスキルや経験・志望動機を十分に伝えることが非常に重要です。
一般的な地方副業マッチングサービスでは、職務経歴書・ポートフォリオ・プロフィール画面など、自身の情報をまとめる作業が発生します。
手間に感じてしまうかもしれませんが、実はその後の活動に大きく影響します。

プラットフォーム型の場合は、エントリー後に上記のような情報が公開され、企業側はこの情報をもとにそもそも面談を行うかを判断するケースが多いです。
エージェント型の場合は、エージェントとの面談の質が変わってくるでしょう。事前に職務経歴書等である程度の情報を把握しておくことで、面談時にスキルや意向をスムーズに深掘りして把握することができます。より深く知ることができれば、企業側への提案もよりスムーズになります。

プラットフォーム型は企業への直接提案のため重要であることは想像しやすいかと思いますが、営業活動を任せるからこそ、エージェント型においてもその重要度は変わりません。

しっかりと自分のスキルや要望を棚卸しし、伝えることを意識しましょう。



■タイプ別マッチングサービス8選

◇プラットフォーム型

①JOINS
■特徴
・案件のほとんどがリモートワーク
・「心理安全性プログラム」で面談前にお互いの人柄や価値観を知ることができる
・案件成立時に企業/副業者/JOINSでの3者キックオフを実施され安心してスタートできる

■運営団体
JOINS株式会社

■公式サイト
https://joins.co.jp/


②ふるさと兼業
■概要
・スキル不要/学生応募可能な案件が多い
・いきなり案件へ応募することに抵抗がある方のためにサロン・フィールドワーク・グループワークなどの「お試しプログラム」が用意されている
・案件へ応募後も、企業との面談前に地域パートナーとの面談が実施され、コーディネートしてくれる

■運営団体
NPO法人G-net

■公式サイト
https://furusatokengyo.jp/


③Job Hub Local
■特徴
・“旅するように「はたらく」がコンセプト、現地訪問/滞在する案件が多い
・地域単位でプロジェクトが立てられ、地域の魅力を知ることからスタートできる
・地方自治体との提携が活発、1地域当たりの案件数が比較的多い

■運営会社
株式会社パソナ

■公式サイト
https://travel.jobhub.jp/


④Loino
■特徴
・案件のほとんどがリモートワーク
・企業の経営課題や業務課題に対して、3か月~1年程度の中長期で関わる案件が多い
・パーソルグループの地域パートナーと積極的に連携

■運営会社
パーソルキャリア株式会社

■公式サイト
https://loino-p.jp/


◇エージェント型

①トレジャーフット
■特徴
・「地場産業」に特化したリモートワーク案件を多く保有
・案件成約まではもちろん、案件開始後のサポートも手厚く安心して取り組める
・地方銀行/自治体と積極的に連携を進めている

■運営会社
株式会社トレジャーフット

■公式サイト
https://treasurefoot.com/


②サーキュレーション
■特徴
・外部人材の豊富な知識/経験を複数の企業で活用する「プロシェアリング」を提唱
・経営層/管理職/コンサルタント/技術専門職などのハイクラス人材が多い
・近年地方自治体との連携を強化し、地方案件が増えている

■運営会社
株式会社サーキュレーション

■公式サイト
https://circu.co.jp/


③I-common
■特徴
・「実働型支援」を行える顧問人材を保有
・大手企業の活用実績も多数、幅広い領域の案件からマッチングできる
・エージェントからの定期的なヒアリング等、バックアップ体制も充実

■運営会社
パーソルキャリア株式会社

■公式サイト
https://i-common.jp/


④顧問名鑑
■特徴
・社外取締役のようなポジションの募集が多く、元大手企業の経営層や管理職の登録が多数
・これまで培った経験を最大限に活かし、経営や事業単位で携わりたい人におススメ
・メガバンク/地方銀行等と積極的に提携

■運営会社
株式会社顧問名鑑

■公式サイト
https://komon.co.jp/


■まとめ

大手企業で副業が解禁され、感染症の流行でリモートワークに対するハードルが下がりました。そのような中、地方企業においても地方副業マッチングサービスへの求人掲載が増加傾向にあります。副業を行っている/これから始めようと思っている方は、選択肢の1つにしてみてはいかがでしょうか。

「Treasurefoot」はエージェント型の地方副業マッチングサービスとして、各地の地方銀行・自治体との連携を強化しております。
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