自分のやりたいことを追及していく日々と過程【「夢」に近づく「目標」】

トレジャーフットメンバーの原体験を探索するコラム「Treasurefoot = ⚪︎⚪︎」平本廉編

■平本廉
専修大学にて公共政策、地方活性化について研究。大学卒業後、東京セキスイハイム株式会社にて2年4ヶ月、新築営業担当として、セールスや図面作成業務等を経験。その後、地域活性化に関する仕事を実現するため、地場産業への貢献に特化したトレジャーフットへ入社。東京一極集中が進む中、地方で伝統・老舗を絶やさず、全国を盛り上げられるよう挑戦を続ける

「夢」と「目標」を追い続けた小学校から大学時代

私の小学校からの夢は警察官になることでした。警察官になるために、剣道を始めたり、バイク免許を取得するなど、夢に向かって一直線に進んできました。大学時代にはスカッシュに打ち込み、サークルの代表をしたりと、とにかく行動してきました。

「夢」について、様々な意見があるかもしれませんが、個人的には「夢」は「夢」だからこその価値があると思っています。超えられるのは「目標」であって、届いてしまえば「夢」を達成することになってしまう。逃げているように感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、私としては、そうなってしまうと燃え尽き症候群のように全ての物事のやる気がなくなるだろうなと思い、常に「夢」を高く持っています。

『夢に向かって努力をすることが自分自身のモチベーションになっている』という考えが、現在の自分を作っていると思います。今でも警察官への憧れは持ち続けています。

「スカッシュ」という名の活力

小学校時代に水泳を習っていたのですが、どうしても水泳に行きたくなく、ただ何かスポーツの習い事をやらせたい両親との折衷案の末、兄が先に始めていた「スカッシュ」に出会いました。自分で言うのも何ですが、実力はそこそこ。
小学校からやっていた数少ない経験者として、練習に打ち込み、最終的には大学のスカッシュのサークルで代表となりました。総勢70人をまとめることは人生で初めてで、その難しさを強く感じ、ストレスにより何度も胃腸炎に。しかし、結果として士気を高めることに成功したことは1つの私の原体験です。

身体を壊すことはもう勘弁ですが、まとめ上げることに対するやりがいを初めて感じました。サークルとはいえ、週4日の練習、土日の自主練。もはや体育会系の部活くらいの熱量でした。
どのスポーツでも同様かもしれませんが、努力が実力に昇華される代表的な経験の1つだと思っています。そして、自分自身の熱量をメンバーに伝達させることが、これほど心地よいものなのかと、今でもそうした活力は自分のモチベーションの1つです。

宇宙兄弟と大学受験期

自分の好きな漫画に『宇宙兄弟』という漫画があります。私の高校生時代からのバイブルです。特に受験期でも、勉強をせず、ずっと読んでしまってましたことは、振り返れば良い思い出かもしれません。

この漫画は、様々な環境や生い立ち、年齢も異なる大人たちが「夢」である宇宙飛行士を目指すという内容ですが、その中に印象深い言葉があります。優秀で、でも少し抜けているところがある主人公の弟が、チャンスが巡ってきた兄に対して、『宇宙行くの夢なんだろ、諦めんなよ、もし諦め切れるんならそんなもん夢じゃねえ』という言葉です。

何事にも、タスクとして取り組むということは、自身に課す一時的な課題。しかし、一流を目指して、努力をし続けるということは難題だと思っています。私も三日坊主で終わってしまった経験は数えきれないほど。

ただ生まれてから死ぬまでのタイムリミットがある中、せっかくの時間を無駄にしたくありません。今は、趣味を極めて一流になることを目標に、仕事の傍ら学び続けています。自分のやりがいや趣味を通じて、いつか「一流」になることができるよう「夢」を見ながら今後も人生を歩んでいこうと思います。

ちなみに余談ですが、宇宙兄弟を読みすぎて勉強の努力を怠った結果、私は大学受験に失敗しました。結構後悔してます。

やりたいこととトレジャーフット

元々、新卒で就職する際は、高い営業スキルが身につくであろう住宅営業か保険営業のいずれかで修行をしようと考えていました。さらに、そこから3年ほど経過する際に、培った営業スキルを活かし、別の業界へ転職していきたい、という漠然とした思いを持っていました。

実際に、前職からの転職を考え、いくつかの企業で話を進める中で、「一度ざっくばらんに話しませんか?」と代表の田中さんよりお声掛けをいただきました。大学時代に地域の「公共政策」の研究をしていたこともあり、地方における過疎化といった課題には、以前より興味を持っていました。事業内容を聞いていく中で、この事業を通じて地方の企業やお店を支援し、地域活性化に携われると思い、入社を決めました。

前職の会社では企業規模が大きかったですが、自分で契約を積み自分で稼ぐという、もはや個人事業主のような働き方をしていました。お客様との打ち合わせを進め、定常業務をこなし、受注まで持っていくという流れの中での仕事でした。この仕事は今でもモチベーションを持てる仕事ですが、自分の将来を考えた際にもっとチャレンジして、リスクを冒しながらキャリアを歩んでいきたいと感じたことも本音。今の会社に入った1つの理由かもしれません。

トレジャーフットは、社員数がまだまだ少ないベンチャー企業のため、自分の受注が経営に直結する会社です。
私と同じような「安定」を取るのではなく、「チャレンジ」をしていきたいという面を重要視するのであれば、もってこいの環境だと思います。また、新たに自分がやっていきたいことに対しても、背中を押してくれる環境であり、自分の成長という面においても、今後の人生を充実させる大きな糧になるはずです。

現在と未来の構図

トレジャーフットでは、首都圏で働きながら、地元や思い入れのある地域に貢献したいと考えるフリーランスの方々を、人材不足・スキル不足の企業へマッチングする仕事をしています。私も、自分自身の思い入れのある地域に関わるプロジェクトを通して、その街を活性化していくことが「やりたいこと」です。

一方で、自分の趣味を極めていくことにも非常に興味を持っています。例えば、「コーヒー鑑定士」の資格を取得し、自分自身にブランドをつけながら、自家焙煎の珈琲豆の販売をしていきたいとも妄想。他には、思考の奥深さに衝撃を受けた麻雀の「プロ」を目指すといったこと。未来の可能性は無限に広がっています。今後も、好きなことを極めるため、自分なりに挑戦し続ける未来が、現在の自分からは見えています。

現在のやりたいことと未来のやりたいこと。まだまだ不明確なこともありますが、この構図がきっと、もっと大きくなると信じて進み続けたいと思います。


おわりにかえて

常に「夢」を高く持つこと。変化の多い社会で、夢が羅針盤となる人生は価値の高いものになっていくでしょう。この彼の言葉は、個性となり、夢は力となり道を切り開いていくと思います。

入社してから、地域活性化をすることが「やりたいこと」。そう胸を張って言える彼は、シンプルにすごいと感じました。やりたいことに毎日取り掛かって、1日1日を大切にして、丁寧な廉さんらしい仕事をしてほしい。

「安定を取るのではなく、チャレンジをしていきたい」

その姿勢から作られる自分自身の人生というプロジェクトを最高のものにして、トレジャーフットと自己の成長を掛け算にして高い経験を積んでほしいと思います。

代表取締役 田中 祐樹

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