伊豆長岡温泉のミライを地域と共に創るプロジェクトが始動!

今回は、私たちトレジャーフットが参画させていただく、伊豆の国市の再生事業「伊豆長岡温泉ミライ会議」についてご紹介していきます。

■この記事の要点
・衰退傾向にある伊豆長岡の街を再生させる事業がスタート
・官民の連携によって持続的な街づくりを行い、”温泉のある暮らし”を創る
・関係人口創出やコミュニティ事業、Webメディアといった分野でトレジャーフットの価値を発揮する

本メディアでは、伊豆の国市の街づくりにおける「リアルな姿」を発信し、更新していく予定です。
そのため、名称が変わったり、当初予定した計画が変更したり、といったことが発生するかもしれません。ご承知の上お読みいただければと思います。

さて、早速ですが、本記事では、伊豆長岡温泉のミライを、地域と共に創るプロジェクトが始動したことをお伝えしていきます。
今、伊豆の国市でどんなことが行われているのか、私たちトレジャーフットがどういった活動をしているのか、「街づくり、地域活性、新しい働き方、他拠点生活・二拠点生活」といったキーワードに興味のある方は、ぜひご覧ください!

“伊豆長岡温泉ミライ会議”とは、伊豆の国市再生事業

静岡県伊豆半島の北部に位置する伊豆の国市。温泉で有名な熱海市や、おいしい海鮮が食べられる沼津市の近くにあり、東京からは最短1時間半ほどで行けるアクセスの良さもあります。

「伊豆長岡温泉」として、観光業が栄えた伊豆の国市ですが、平成3年度の宿泊数が128万人に対し、平成23年度には69万人に落ちてしまいました。現在は、70万人を超える数字で推移しています。
しかし、実際に街を歩いてみると、活気がなくなってしまった場所がちらほらとあることがわかります。

そんな中、以前の活気や元気を取り戻し、魅力ある地域へと進化するべく立ち上がったのが「伊豆長岡温泉ミライ会議」。

地元の旅館施設や会社、市町村や地元の振興会、観光協会を始め、金融機関、鉄道会社など多くの組織が中心となり進めています。現在は、伊豆長岡の課題などを話し合い、仮説を立て、社会実験を行い、評価をしていく中で、未来ビジョンの策定を行なう段階です。 
まだまだ入り口段階ですが、伊豆長岡エリアの街づくりをどのように進めていくのか、将来の方向性を決める大事なフェーズということですね。

伊豆長岡が目指す”温泉のある暮らし”

現在進んでいる方向性としては、浴衣の旅行客が行き交い、歩いて楽しい通りが復活するような「温泉のある暮らし」という街づくり。 伊豆長岡の最大の魅力である温泉事業を中心に置きつつ、働く人、学ぶ人、暮らす人にとっても、快適で魅力あふれる場所を創っていきます。

また、伊豆の国市の魅力は、温泉エリアだけではありません。 2015年に世界文化遺産に登録された韮山反射炉や、歴史好きにはたまらない史跡観光も楽しむことができます。 こうした魅力を4つのエリアで分けてみると、
・温泉景観エリア
・歴史景観エリア
・自然景観エリア
・農業景観エリア
と、位置付けることができます。この4エリアをつなぐ市内周遊や滞在型観光を想定し、地域振興へと繋げていくことが理想です。

さらには、
・オリンピックパラリンピックを契機にした、サイクリストや関係者
・隣接する順天堂静岡病院の医師・看護師・患者・ご家族など
こうした方々のニーズも踏まえる必要があります。
特に、メリダジャパン株式会社が提供する「MERIDA X BASE」では、バイクの展示・レンタルをはじめ、E-BIKEの試乗体験など、様々なコンテンツを用意したサイクリング施設があり、非常に魅力的な場所となるでしょう。

こうしたE-BIKEでの周遊と景観エリアの観光を推進していくことで、より伊豆の国市の魅力を感じれるかもしれません。
今は、地域コミュニティや街全体の潜在能力を引き出していき、持続的なまちづくりを描いている段階です。

トレジャーフットができる価値提供

こうした現状を踏まえて、私たちトレジャーフットが参画する意義についてお伝えしていきます。
そもそも弊社のビジョンは、『新しい働き方を創造し、地場産業の未来を作る』ということ。今回の、伊豆の国市再生事業においても、「私たちだからこそ出来ること」で伊豆長岡の未来を創っていければと考えています。

具体的には、
・“GOING・GOING・LOCAL”を活かした都市部の人材と地場を結ぶ役割
・コミュニティ運営や場作りのノウハウ・スキル
・幅広いツールを活かした広報業務やメディア発信
こうした価値を提供できると、私たちは考えています。

1、都市部のプロ人材と地方を結ぶマッチング事業

弊社では、地場産業への複業人材マッチングサービス「GOING・GOING・LOCAL」をメインに運営しています。
「GOING・GOING・LOCAL」は、略して「ゴゴロ」と呼んでいます。

ゴゴロは、都市部に集中するスキルや経験を持つ多種多様な人材と、課題を持つ地方の中小企業をマッチングする事業のこと。
今回の事業に関しても、「内」だけで考えてしまいがちな街づくりに、「外」の考え方や知見を導入しつつ、持続的な発展、そして関係人口の創出を目指していきます。

また会議の中では、世の中の新しいトレンドを汲んでいく重要性についても話し合われました。
具体的には、
・都市から地方の流れ
・シェアリングエコノミー
・他拠点 ・二拠点生活
・フリーランス / クラウドワーク / ギグワーク
・マイクロツーリズム / 休暇の分散
といったキーワードです。最近は、よく耳にする方もいるのではないでしょうか。
まさに私たちがやっている事業に関して、価値が発揮される分野でもあります。

今回の事業が一過性のイベントとして終わってしまうのではなく、持続的な発展を遂げるためにも、私たちの強みである関係人口創出に注力していきます。

2、コミュニティ運営や場作りのノウハウ・スキル

ゴゴロには、首都圏の人材を中心に、様々なスキルや経験を持つ3,200名の方がいらっしゃいます。
そういった方々の協力を得ながら、コロナ以前では数多くのイベントを開催してきました。
通常業務としても、天王洲にあるコワーキングスペース「TENNOZ Rim 〔the DOCK〕」の運営を行なっており、コミュニティマネージャーとしての経験を活かしていきたいと考えています。

では、具体的にどのようなことに活かせるかと言えば、現在は、次のような想定があります。
①廃業してしまった南山荘をゲストハウスとして再生すること
②伊豆長岡「温泉場通り」を活性化させること
③E-BIKEでのマイクロツーリズムを仕掛けること

アフターコロナでは、地域の方も観光で訪れる人も、多くの人が行き交う活気あふれる伊豆長岡にしていきたいと誰もが考えるでしょう。 コミュニティ運営や場作りは、まさに私たちが得意とする分野であるため、ノウハウやスキルを提供し、継続的に関わっていきたいと考えています。

また、コロナ禍においては、オンラインイベントも定期的に行なっているトレジャーフット。
伊豆の国市に興味を持ち、実際に訪れたくても「都市圏からは訪れにくい…」といった想いを持つ方もいるはずです。
私たちは、以前まで行なっていたイベントを、オンラインセミナーに切り替え、数多くの機会を創出しています。時代や世の中の流れを柔軟に汲み、都市と地方を結ぶ役割を担っていきます。

3、HPなどのメディア戦略や幅広いツールを活かした広報業務

ゴゴロの一環でもありますが、都市部にいるIT人材と伊豆長岡を結び、Webメディア等での発信活動も行なってきます。
伊豆の国市の魅力や、本プロジェクトの様子などを伝えていくメディアとなる予定です。

また、他にも以下のような幅広いサイトでの広報や集客活動を行うことができます。
・弊社が運営するメディア「GOING・GOING・LOCAL」
・二拠点居住や多様な働き方・暮らし方に関心の高い人がよく見る各種メディア
・フリーランス・パラレルワーカー37,000名が加盟する「フリーランス協会」
伊豆長岡温泉の盛り上がりを全国の方々へ届けられるよう、トレジャーフットでは様々な手段を考えているところです。

まとめ:第1回伊豆長岡温泉ミライ会議

この写真は、「伊豆の国パノラマパーク」の夏の夕焼けです。
富士山が一望できる大絶景のロープウェイなので、ぜひ訪れてみてください。

では、再び今回の記事を簡単にまとめます。

  • 衰退傾向にある伊豆長岡の街を再生させる事業がスタート
  • 官民の連携によって持続的な街づくりを行い、”温泉のある暮らし”を創る
  • 関係人口創出やコミュニティ事業、Webメディアといった分野でトレジャーフットの価値を発揮する

今回の伊豆の国市の再生事業。もともとは、建築事務所「株式会社プラスニューオフィス」の今井様とのご縁をきっかけに、参画させていただく運びとなりました。
私たちだからこそ出来ることに価値を見出しながら、伊豆長岡温泉の活気あるミライを一緒に創っていきたいと考えています。

こちらのメディアでも随時発信していきますので、ご興味ある方は、ぜひ引き続きご覧ください。今後の伊豆の国市に注目です!

齊藤 圭

齊藤 圭

中央大学卒業後、地元に貢献したい想いから地方銀行に就職。しかし、理想と現実のギャップに違和感を感じ、1年半で退職した後、フリーランスのWebライターに転身。金融知識や海外12カ国を訪問した経験から、幅広い分野にて記事を執筆する。ライスワークとして仕事に注力するも、さらに燃焼できる仕事を探していた中で、もともと興味を持っていた地域課題解決やコミュニティ事業に力を入れているトレジャーフットに出会う。地方で課題を持つ人々、スキルを活かす複業人材、高いモチベーションを持ってコワーキングに集う方々、一緒に働くメンバー、全ての人のハブとなり、役に立つことが目標。

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