11/18(月)「東京から地域に関わる理由」を語る会レポート

先日運営チームの辻さんにお誘いを受け、LIFULL HUBにて「「東京から地域に関わる理由」を語る会レポート~二拠点生活とリモートワーク~」に参加してきました。

このイベントは、主催者の湯浅 章太郎さんによって、
「東京にいながら、地域に関われないか。」
「東京と地域で二拠点生活できないか。」
と考えている人のために「地域との関わりかたのヒントや、一緒に実践する仲間を見つける場となるのでは」と開催されたもの。

イベントの登壇者は「東京に住む」と「東京以外の地域に関わる」を体現しているメンバー。
湯浅 章太郎さん、藤田和也さん、そしてゴゴロ運営マネージャーでもある弊社の辻 麻梨菜の3人です。

イベントでは、「なぜ東京に住みながら地域に関わるのか」という点を中心に、登壇者の皆さんが日々どんな想いを持ち、どんな方法で二拠点生活を実践しているのかを伺いました。
また後半は参加者も交えてのグループワークや交流会も行われ、同じテーマを持つメンバーでいろいろな話し合いが行われました。
それでは、早速レポートに入っていきたいと思います。

なぜ東京を軸足に、二拠点生活を行うのか?「東京から地域に関わる」を体現している3人の対談

湯浅さんが初めに、「今回このイベントは、僕が辻さん・藤田さん2人と改めてお話がしてみたくて企画しました!」と仰り、楽し気にイベントがスタートしました。

イベントが始まると、まず始まったのが登壇者3人の自己紹介タイム。
なぜ3人が今のライフスタイル(東京を軸足に二拠点生活・リモートワークを行う)を行っているのかお話しいただきました。

各々がいまどんな形でリモートワーク・二拠点生活を実現しているのか、いままでどんな活動をしてきたのかを語り、その後始まったのは曼荼羅トークです。
(曼荼羅トークとは、曼荼羅マップというキーワードが並べられた表の中からオーディエンスに話す項目を選んでもらい、登壇者がざっくばらんにお話を進めていくトーク方法です)「地域での仕事の作り方」「地域の声どこまで信じる?」などのキーワードについて手が上がり、ざっくばらんに対談を行いました。
そんな中、参加者からの質問で「なぜ地方にUターンするのではなく東京との二拠点生活という手段で地域にかかわるのか?」というものがでました。

なぜ地方にUターンするのではなく、東京で生活しながら地方にかかわるのか

「なぜ地方にUターンするのではなく東京との二拠点生活という手段で地域にかかわるのか?」という質問。

お三方の中から出たのが、「東京にいるからこそ、できることがあるから」ということでした。
東京にいるからこそ、多種多様な出会いの機会や最新の情報に触れられる環境、さまざまな知見に触れられる刺激ある環境がある。
その環境が、結果的に地域との関わりに最大限活きてくる、ということ。
この質問に対する答えが、イベントタイトルでもある「東京から地域に関わる理由」への答えにもなる気がしました。

お三方はそれぞれがモットーをもって、東京という場所を活かし、自分の軸で地域との関わりをされています。
主催者の湯浅さんは、「好きな人と、好きなことをして生きていく」ことをモットーに、藤田さんは、会社員をしながら副業で地域とかかわる、「地域に行かずに地域と関わる」をモットーに。そして辻さんは「地元山梨の地域活性に貢献する」ということを念頭に置き、活動されています。

自分のモットーを持って進み、何かを成しえているお三方のお話は厚みがあり、参加者がぐいぐいとお話に集中していく様子が印象的でした。対談が進むうちに、ふと湯浅さんが、「今日のイベントに来た目的」について聞いてみたところ、大半の人が「地元とかかわりたい人」ということが判明。
どうやら、地元愛が強い方が集まった回だったようです。
これを受けて、最後にグループワークのグループ分けが行われました。

テーマごとに分かれてグループワーク

「はい、じゃあ興味のあるテーマのグループに分かれてください」
そう湯浅さんが言い、グループワークは登壇者3人につき、各テーマごとに分かれて行われました。・地元ではない2拠点生活について聞きたい人  :湯浅さんグループ
・地元との2拠点生活について聞きたい人    :辻さんグループ
・東京からのリモートワークについて聞きたい人:藤田さんグループ

私はリモートワークに興味があったため、藤田さんのグループについてワークを行いました。
グループ内で、まずは順番に自己紹介。
・今何をやっているのか?
・なぜこのイベントに参加したか?

について一人ずつ順番に話していったのですが、なんと福島県や、京都府など遠方からいらっしゃっている方々がいたり、職業もエンジニア、学生、建築関係と様々。
志も様々で、東京から地域にシステム技術を流入させたい方、地域にいる若者たちにシェアハウスを提供したい方、地域が好きで関わるためにリモートワークをしたい方など、多種多様な方々が集まっていました。

地域に対して東京からリモートワークで関わる藤田さんの働き方に興味を持っている方が多く、藤田さんに聞いてみたいこととして多かったのが「リモートワークの仕方」。
参加者からざっくばらんに質問を交えながら、藤田さんの経験を交えてお話しいただきました。

お話の中で印象的だったのは「リモートワークをするなら好きなことをやったほうがいい」という言葉。
リモートワークを副業で行う場合、本業の後に仕事をすることになります。そのため好きなことでないとやる気にならない、とお聞きし、副業こそ好きなことにしていくのが大切なのだと感じました。

グループワーク後は、登壇者の皆さんから今後のイベント告知があった後、記念撮影をして、交流会。
参加者同士で交流し、縁が繋がる時間となりました。
座談会で聞き切れなった質問がある方は湯浅さん、藤田さん、辻さんの周りに集まり、わいわいと談笑をされていました。

まとめ

地域との関わり方には、地域に行って関わるだけではなく「東京にいるからこそできること」もたくさんあるということが登壇者お三方の生き方から伝わってきました。

人の数だけ、地域とのかかわり方がある。
今すでに活動をしている人も、これからなにか始めようとしている人も、自分のモットーを持ちいまの環境を活かして行くことができることがある。そんなことが実感出来る座談会でした。

中神 早紀

中神 早紀 (クリエイター)

国際教養大学を卒業。大学時代リトアニアに交換留学し多様な国出身の留学生と関わりを持ち、豊かな個性を持つ人々に出会う。帰国後、日本と海外の豊かな資源を持つ人同士がつながる世界の可能性を見出す。語学のほかにツールを手に入れたいと思いIT企業に入社。システムエンジニアとして勤務。趣味で始めたカメラで、カメラを通して世界を切り取ることの面白さに夢中になり、これが知らない世界を伝える手立てになると気がつく。2019年10月トレジャーフットの一員となり、豊かな資源を持つ人同士が繋がることによって生まれる創造の可能性を広げていきたいと思い、活動中。

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