トレジャーフット新メンバーを紹介する #入社エントリ 柴田 大輔編
1988年生まれ、秋田県出身。幼少の頃から、家族・学校・社会のコミュニティに疑問を抱く。 鎌倉を拠点にシェアハウスやゲストハウスの運営を経験後、街のコミュニティづくりに活動を転身。「コミュニティづくりやまちづくり」を多角的に捉え、場づくりやイベントから、”はじまりをはじめる”きっかけづくり、各種コミュニティ支援を行う。
「やればいいじゃない?」から始まったご縁
ーーまずは柴田さんを「師匠」と仰ぐ辻さんにおふたりのご縁から伺いたいです。辻さんにとって、柴田さんはどんな人ですか?
辻:最初の印象は「うわ、すごい人がいる」でした(笑)
前職時代に参加したイベントで、やってみたいと思っている企画の相談をしたら、「それ、やればいいじゃないですか。なんでやらないの? やるでしょう」と、当たり前のように背中を押してもらったんです。
当時の私は、人前で話したりイベントを企画したりすることにブレーキをかけていました。でも柴田さんと一緒に企画書を書き、ゲストをお招きし、本番まで伴走してもらう中で、「こういう場づくりは楽しい」「私、これができるかも」と思えるようになったんです。その経験が、自分のキャリアを地域やコミュニティの方向に切り替えていく大きな転機になりました。
ーーそこから、お仕事としてご一緒するようになったのですね。
辻:はい。トレジャーフットに入社する前から、私は個人として地域の場づくりやコミュニティマネジメントに関わっていました。その延長線上で、トレジャーフットの仕事でも悩んだときや迷ったときに、「一回、柴田さんに相談してみよう」という関係性が自然とできていきました。
ーーそんな柴田さんが、トレジャーフットを正式に知ったきっかけは何だったのでしょうか。
柴田:2019年の「移住しなくても、地域に関われる」というイベントですね。登壇者がトレジャーフットを立ち上げたばかりの田中さんをはじめとした顔ぶれで、「おもしろい人たちが集まっているな」と感じていました。
辻:当時のはじまり商店街は「社員はいないけれどファンがたくさんいる会社だな」と、少し離れたところから眺めていました。イベントが終わってからも、参加者や登壇者同士で対話が続き、「この会社の価値観は、自分が大事にしているものとすごく近い」と感じたことを覚えています。
ーーそこから、どのように関わりが深まっていったのでしょう?
柴田:私が関わっていた「はじまり商店街」と、トレジャーフットのプロジェクトが交差する場面が増えていきました。企画をご一緒したり、お互いの業務委託として現場を手伝ったりするうちに、「気づいたら同じようなプロジェクトでご一緒する」という感覚になっていったんです。
例えば、地域のプレイヤーが集まる対話イベントや、移住・関係人口をテーマにしたプログラムなど、コンセプト設計から当日の場づくりまで、一緒に実施したプロジェクトはいくつもあります。
気がつくと、トレジャーフットのメンバーが考えていることや口ぐせを、他の現場でも自然と使っている自分がいました。「これはもう、ただの外部パートナーではないな」と思う瞬間が増えていきました。
決め手は「範疇を超えた」こと
ーー柴田さんはトレジャーフットに長く業務委託として関わってくださっていましたよね。その中で社員としてジョインしようと思った決め手は何だったのでしょうか。
柴田:一番大きかったのは、「これは業務委託の範疇を優に超えてきたな」と感じたことです。2025年の年明け頃から、仕事の量も責任も一気に増えて、気づけば社員と同じような感覚で指示を出したり、組織のことを真剣に考えたりしていました。
業務委託は、ある意味「好きなことを言える」立場でもあります。でも、自分の関わり方を振り返ったときに「それは少しずるいな」と思ったんです。社員と同じくらい、あるいはそれ以上に口を出しているのに外側にいるのはフェアじゃないと感じ、「これはもう社員にならないとまずいな」と腹をくくりました。
同時に、トレジャーフットの事業がこれから大きく舵を切ろうとしているタイミングでもありました。プロ人材活用の文脈だけではなく、「地域共走」や「事業共走」といった新しいコンセプトを世の中に広げていくフェーズに入っていて、「ここで一緒にハンドルを握らせてもらえたら、きっとおもしろい」と素直にワクワクしたんです。

また、昨年の入社初期から、トレジャーフットはいつもおもしろい場・エリアと挑戦の機会をくれました。代表の田中さんや辻さんと一緒に仕事をする中で、「ここまで自由に任せてもらったのだから、ちゃんと責任を取りたい」という思いが自然と積み上がっていった感覚です。
会社のサイズ感も、私にはちょうどよかったです。大企業のように仕組みが整いきっているわけではないけれど、ゼロから全部つくるスタートアップでもない。「仕組みと余白」がいいバランスで同居している状態で、「ここなら自分の経験も活かしつつ、新しいチャレンジもできる」と思いました。
ーー実際に入社してみて、業務委託の頃との違いは感じますか?
柴田:出力という意味では、あまり変わっていない気がします(笑)もともと全力で関わっていたので、やっていること自体は連続している感覚ですね。
変わったのは、「より広い範囲の相談を受けるようになった」ことですね。以前から辻さんをはじめメンバーからいろんな相談を受けていましたが、社員になってからは、組織全体のことや事業の方向性など、より大きなテーマについて話す機会が増えました。
例えば、「この地域で新しいプロジェクトを立ち上げたいのだけれど、何から考えたらいいか」「行政や企業との関係性づくりでつまずいている」といった相談に対して、企画の壁打ちだけでなく、チーム体制やスケジュール、リスクの棚卸しまで一緒に考えることが増えています。

辻:正直なところ、相談しやすさは確実に増えました。部長としていてくれることで、「これは一回柴田さんに投げてみよう」と思える領域がすごく広がった感覚があります。単に「こうしたらいいんじゃない?」と答えをくれるのではなく、「そもそも何を大事にしたいプロジェクトなのか」「今どこで迷っているのか」を一緒に言語化してくれるので、話しているうちに自分の考えが整理されていくんです。
柴田:とはいえ、反省もたくさんあります。例えば、毎日実施している朝礼の参加率は正直高くありません。リモートワークが中心の組織だからこそ、意識的にコミュニケーションの量を増やさないといけないな、と日々感じています。全員の顔が見える場づくりや、雑談のようなゆるい対話の機会ももっと提案していきたいと思っています。
部長として見える景色
ーー地域共走部の部長として、今のトレジャーフットにはどんな課題を感じていますか?
柴田:一番は、「ゆっくり急いでほしい」ということです。世の中の変化はどんどん速くなっていますが、そのスピードに飲み込まれてしまうと、目の前のタスクをこなすだけになってしまいます。
だからこそ、一人ひとりがしっかりインプットをして、自分なりの解像度で物事を捉えられるようになってほしいと思っています。チームとしても、「いま何を大事にしているのか」という共通認識を、もっと丁寧にそろえていきたいですね。
もうひとつは、みんなが少し自信なさげに見えることです。トレジャーフットにはおもしろい経験やスキルを持ったメンバーが多いのに、それを「自分なんて」と控えめに捉えてしまう場面が多い。
そこは時間をかけてでも、それぞれの「自分はこれができる」という感覚を一緒に育てていきたいと思っています。メンバーの得意や関心を可視化し、お互いに学び合えるような場をつくることで、トレジャーフットらしい成長の形を描きたいんです。
ーートレジャーフットの行動指針には「ロマンとそろばん」というキーワードがありますが、柴田さんご自身はどちら寄りだと思いますか?
柴田:実はどちらでもありません(笑)僕は「ロマンとそろばんの間にある真実を見たい人」です。発想の出発点はロマン寄りなんですけど、必ず自分の足で積み上げたデータや経験とセットで考えたいタイプなんです。
イベントやプロジェクトも、一つ一つの現場で「どんな反応があったのか」「何がうまくいって、何が課題だったのか」を徹底的に見ていきます。そうやって地道に積み上げていくことでしか、次のロマンもリアルなそろばんも語れないと思っています。
辻:ロマンとそろばんが縦軸と横軸だとしたら、柴田さんは奥行きをつくるZ軸みたいな存在だな、と感じています。理想やビジョンだけでもなく、数字だけでもない。そのあいだにある「現場で起きたこと」をちゃんと見つめながら、一緒に次の一手を考えてくれる人です。
一緒にプロジェクトを進めていると、「そんな視点があったのか」とハッとさせられる瞬間が何度もあります。
柴田:ロマンを追いかけて失敗した経験も、そろばんだけでは動けなくなった経験も一通りしてきましたからね(笑)
今はその間にあるバランスを取りながら、トレジャーフットという器の中でできることを丁寧にやっていきたいと思います。
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