「共に汗をかいて夢を叶えたい」トレジャーフットの事業共走部とは?

私たち、株式会社トレジャーフットでは、事業共走部・地域共走部・金融事業部という3つの事業部が、日々お客様の課題解決に向けて様々なプロジェクトを進行しています。

今日はその中でも、事業共走部について深く知ることのできるインタビューをお届けします。「コンサルらしくない」と評される支援の実像や、地場産業が直面する「人材の壁」そして今後の展望について、事業共走部 部長である武田が本音で語りました。

 

■武田 昌大
1985年秋田県北秋田市出身。立命館大学卒業後、デジタルコンテンツ業界に従事。人口減少・高齢化が著しく進む故郷に危機感を感じ、2011年に起業。秋田と東京の二拠点居住をしながら、米のネット販売や飲食店の立ち上げ、関係人口創出など地域課題解決に取り組む。地方での働き方に課題を感じ、模索する中でトレジャーフットと出会う。総務省地域力創造アドバイザー。日本で最初にクラウドファンディングに挑戦した6人のうちの1人。

トレジャーフットの事業共走部とは?

—―—そもそも、「事業共走部」とはどのような部署なのでしょうか。

武田:私たちは「宝物は地場にある」という考え方を大切にし、地域の地場産業に特化して共走する、いわゆる伴走支援チームです。


地方では、優秀なスキルやノウハウを持つ人が外へ出てしまい、社内採用だけで経営課題を解くのが難しい状況があります。そこで、約5,000名の登録プロ人材から最適な専門性を結び、課題に合わせて一緒に事業を進めるという流れをとっています。

—―—いわゆる「コンサルティング」との違いはどこにあるのでしょうか?

武田:そもそも私たちは「コンサルティング」という言葉をあまり使いません。一般的なイメージだと「口は出すけれど手は動かさない」印象があるからです。ですが、トレジャーフットは違います。しっかりと手も動かす前提で、伴走しながら実装まで進めます。また、外部人材の紹介で終わらず、プロジェクトマネジメントを地域共走部のメンバーが担い、企業と人材の間に立って両者と対話しながら前に進めます。

そのため、トレジャーフットはクライアントへプロ人材を紹介するだけのサービスではありません。
私たち事業共走部では「クライアントとプロ人材の関係性を良くし、円滑にプロジェクトを進めること」を価値として考えています。直接は言いにくい不満や温度差を受け止めて調整し、プロジェクトの停滞を防ぐんです。
その結果として、クライアントの課題を解決し、より良い経営状況を目指すという価値提供を行っています。

—―—現在、クライアントと取り組んでいるプロジェクト領域について教えてください。

武田:大きく①マーケティング、②新規事業、③DX/IT、④採用の4つです。直近はDXやIT化関連の相談が目立っている印象です。これまでアナログで管理されていた業務をデジタル化していきたい、というニーズが強いですね。
このほかにも「昔から愛されてきた良い商品をもっとたくさんの人に知ってほしい」というマーケティングやブランディング・商品開発といった領域で課題を抱えているクライアントが多いと感じています。
最近ではTikTokショップやポップアップストアの開催といった、いわゆる外販強化についてもご相談をいただいています。クライアントの規模や業種・業界によって抱える課題は異なりますが、どの会社さんも「もっとこうしたい」という想いを強くもっていらっしゃいますね。

人こそがトレジャーフットの強み

—―—現在、外部人材活用のできるサービスは様々ありますが、その中でトレジャーフットの強みとは何だと思いますか?

武田:これは入社してからずっと考えています。大手さんとは異なる価格設定で、比較的相談しやすいことも魅力の1つと言えるでしょう。ですが、1番伝えたいのは「人」です。
「この人と一緒にやりたい」と思っていただける人間らしさや安心感を評価いただくことが多いです。事業共走部は面白いメンバーばかりなので、人こそが魅力であり、強みですね。

—―—確かに、個性あふれるメンバーが揃っていますよね(笑)

武田:そうなんです!実際にお客様と話をしていて「武田さんが好きだから」とか「武田さんとなら安心だな」と思っていただけて、そのまま支援をお願いされることもあるんです。他のメンバーも商談の中で同じような経験をしています。

 

安心感や信頼関係、そしてそれぞれの個性が合わさって「何か面白いことができそう」と感じていただけることは、大きな強みだと思います。

また、トレジャーフットの行う支援は「手を動かす伴走型」です。企画や助言に留まらず、実装までをやりきるのが事業共走部流と言えます。

—―—そのように地場産業支援を進めていく中で「人材の壁」について感じたことはありますか?

武田:正直かなり感じています。中でも私が不足していると感じているのは「専門スキルを持つプロ人材に出会える機会」です。地方では、良いデザイナーやカメラマンに偶然出会う場が少なく、採用はさらに難しい。
マッチングサイトがあっても「求める人材と出会いにくい」という声をよく聞きます。私はそれを足りないというより、出会えない感覚だと捉えています。
だからこそ、私たちが全国の専門家と企業を結び、現場で成果が出る形に編成し、伴走しながら進める意義があると考えています。

共に汗をかき、夢をかなえたい

—―—プロ人材活用という市場において、今後の目標を教えてください。

武田:本音でお話しすると、価格を含めた提供形態の柔軟さが欠かせないと感じています。現実として、地方の企業にとって毎月かかるプロ人材の活用にかかる費用は重いことがあります。
そのため、地場産業の皆さんにとってハードルとなってしまう金額面で、私たち自身が地方にフィットする選択肢を増やす必要があると感じています。それはプロ人材の幅もそうですし、補助金制度の理解や促進など、できることはあると感じています。
ここが適正にマッチしない限り、誰かが泣くことになるわけです。だからこそ、無理のない形で価値を届けられる仕組みを広げていきたいと考えています。

—―—最後に、トレジャーフットのサービス利用を検討されているクライアントへメッセージをお願いします。

武田:私は夢や理想を語れる方と一緒に仕事をすることが大好きなんです。
「こうなりたい。こんなことを始めたい。やってみたいことはあるけれど、今はここができていない」という話を一緒にしたいですね。


「やりたい思いが明確にあるけれど、今はそこまで進められていない」そんな企業と共に走り、理想を現実に近づけていきたいです。
経営者の皆さんが持っている夢や野望を一緒に叶えて、物語を一緒に作っていきたいと思います。

企業の皆様には、是非気軽にトレジャーフットへご相談いただきたいですね。個性豊かなメンバーと共に、課題を解決して夢をかなえましょう!

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