【座談会】トレジャーフットはプロ人材とどのように仕事をしているのか

地方中小企業に特化したフリーランス・副業人材のマッチングサービスを提供し、そして新しい働き方を推進するトレジャーフットですが、我々自身もプロ人材を活用したプロジェクトをいくつも推進しています。

今回は2023年12月よりトレジャーフットの広報チームに参加していただいている雨宮百子さんをお招きして、企業目線でプロ人材を使うことのメリットや仕事の進め方、さらには世界を飛び回るユニークな働き方などに迫ります。

世界各国を飛び回る雨宮さんが実践する「多様な働き方」

雨宮:まずはじめに、トレジャーフットでは様々な外部人材とお仕事をしているとは思うのですが、この方の働き方は面白いなと思う方などはいらっしゃいますか?

渡辺:雨宮さんではないでしょうか(笑)。

齊藤:いつも色々な場所で仕事していますもんね。

雨宮:私以上に変な人はあまりいないと自負しています(笑)。

普段はベルギーに住んでいて、首都のブリュッセルから電車で1時間ほどの場所で暮らしています。家の近くをランニングするとアルパカや馬がいたりするような、そんな場所です。最近では日本との二拠点生活を目指しています。

齊藤:先月はどちらにいらっしゃったんでしたっけ?

雨宮:数週間はフランスとスペインの国境のピレネー山脈のふもとの町にいました。ニワトリの鳴き声が聞こえる中、みなさんとミーティングしたことを覚えています(笑)。

その前は、イスラエルのテルアビブやドイツのベルリンなどにいたりですとか、もっと前ですと福岡や長崎だったり日本各地を飛び回ることもありました。
福岡にいた時でしたかね?交差点の前の花壇に座ってミーティング参加なんてこともありましたね(笑)。

齊藤:我々トレジャーフットのメンバーも日本全国に出張にいったり、小橋さんは山口に住んでいたりなどしていますが、スケール感がまるで違います。

半年間一緒に仕事をしてみて 

雨宮:皆さんとは、約半年間広報プロジェクトを一緒に行ってきましたが、オンラインで仕事をするにあたってやりづらさなどはありますか?
私はヨーロッパで仕事をしているので、サマータイムの時は7時間、サマータイムがなくなると8時間ほど時差があるので、日本時間との調整は早起きなど、少し苦労しています。

渡辺:もちろん物理的な距離はあるので、雨宮さんとはオンラインで仕事を進める場合がほとんどですが、私はそこまで不便に感じたことはないですし、円滑に仕事が進められているかなと思います。

齊藤:私もデメリットはあまり見当たらないですね、

小橋:私は実はめちゃくちゃ人見知りなのですが、雨宮さんはカジュアルにお話ししてくださるので、正直まだ多少の緊張感はありますけど、個人的には非常にお仕事しやすいなと思います。

雨宮:ありがとうございます。

私もオンラインで仕事をすることに対してやりづらさを感じたことはないですかね。オンラインの支援を円滑に進めていくために、チャットツールの活用と、定例ミーティングを行うことは結構大事なポイントだと思っています。

日々広報活動を行う中で動きが可視化されたり、分からないことを解決したり、チャットツールでのコミュニケーションで解消できることも非常に多いですよね。とはいえ、どうしても文字情報だけだと誤解が生まれることが多いですし、話せばわかるような内容をチャットだけでのやりとりにしてしまうと、時間がかかってしまったり返事が遅くなってしまいます。

ですので、週1回もしくは定期的のペースで必ず一度顔を合わせる機会を作り、しっかりと話した方が良いことは、直接コミュニケーションを取って解決していくことを意識しています。定例ミーティングがあることによって、目標ややるべきことに対しての進捗確認やネクストアクションなどを明確にすることができるので非常に助かっています。チャットツールの手軽さと、定期的にお互い喋る機会を持つことを合わせていけば、オンラインであれ円滑にプロジェクトを進めることができると確信しました。

「リアルで会うこと」の重要性

雨宮:さらに支援を進める上でオンラインでの支援をする上で、私はタイミングが合えばお客様とリアルに会うということを意識していますね。

2月ごろにトレジャーフットのオフィスで皆さんともお会いしましたね。みなさんはオンラインで仕事をする上でのポリシーなどはありますか?

渡辺:オンラインが良いですよ、と言っておいて何なんですが、私も人と直接会うのは大事なことだと思います。お客様と関わる上で、お誘いいただいた催しや展示会などがあれば、可能な限り必ず足を運ぶようにしているのですが、実際対面のコミュニケーションを行うことで、お客様との信頼関係ができるので、仕事が格段に進めやすくなるんですよね。

ですので、オンラインの便利な側面を活用しながらも直接会うことの両立ができれば、より良いのではないかという気づきを得ましたね。

雨宮:それはすごい分かりますね。オンラインだと時間が決まっていたりもするので、アジェンダベースで進行してしまうので雑談もそこまで出来ないことが多いじゃないですか。

ただ、人と会って一緒に食事をしたり、どうでもいいような話をするということは、これからのオンラインでの支援を円滑に進めるためのスパイスになりますし、お互いより適度な距離感を保つことができるので大事なことだと私も思います。

私は日本に帰国している間は、色々な方と直接会ってコミュニケーションしていますかね。あとは日本の魚をたくさん食べます(笑)。ベルギーは基本的に肉食なので、あまり魚を食べる機会が少ないんですよね。スーパーなどで売ってはいるんですけど高いし、日本に比べたら味も格段に落ちるんです。

そのため定期的に魚を食べたい欲が襲ってくるので、少なくとも年に2〜3回は帰国しないと気が済まないんです(笑)。

プロ人材と共にプロジェクトを進めることで得られるもの

齊藤:トレジャーフットは雨宮さん以外にも、採用を手伝ってくださる方や、クリエイターの方など、社内のプロジェクトだけでも様々なプロ人材の方に入っていただいています。
もちろん形式上は社外の方ではあるのですが、社内社外の関係性との間にプロ人材の方々がいる感覚で、みなさんトレジャーフットの一員のような関わり方をしていただいているのはありがたいですね。

雨宮:色んな方とお仕事しているトレジャーフットならではの考え方かもしれませんね。様々な外部人材の方とお仕事しているかと思いますが、彼らから学ぶことや発見などはありますか?

渡辺:常に新鮮ですし、刺激しかないですね。そもそも我々にはない要素を活用、補填するために、プロ人材の方々に入っていただいているので、自分にないアイデアを常に吸収することができるのが楽しいです。

齊藤:細かいところでいうとプロジェクトの進め方や、さらには議事録の取り方など、外部人材の性格などによっても色がありますよね。
私はそれぞれの方々が持つ良いものを盗もうという思いでいつも関わらせていただくことが多いですね。雨宮さんと関わる中では、納期などに遅れそうになると雨宮さんから、リマインドをしてくださるところは本当にありがたいです。

何としてもやり遂げないといけないといった気持ちにさせてくれるので。このような仕事の進め方はこれまでのご経験が生かされることなのでしょうか?

雨宮:そうですね。生かされていると思います。私は書籍の編集者をずっとやってきたのですが、書籍の出版となると基本的には納期が決まっているものなので、納期に遅れることは望ましくないんですよね。関係者はもちろん、書店さんなどにも影響を及ぼしてしまいます。

ですので納期に間に合わせるために、時間厳守でという意識でやっていましたし、遅れそうな場合はしつこくお願いしていましたね。

齊藤:そういった経験が今のプロジェクトでも役立っているのかもしれませんね。やはり、納期を守ることはプロジェクト全体の信頼性にもつながりますし、関わる全ての方々にとっても重要な要素です。

最終的に、プロ人材の方々と一緒に仕事をすることで、私たちは自分たちだけでは生み出せない新しい価値や視点を得られるのだと思います。その刺激と共に、自分たちの成長にもつながっていることを実感します。これからも、お互いに学び合いながら、さらなる挑戦を続けていければと願っています。

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